原稿は一日にして成らず

 
コピー機の上に猫が2匹いる。

左写真の猫の名前は(手前)メルと
(奥)ケイン。

修羅場中にも関わらず、
こいつらは幸せそうな顔で眠っている。

この前を通る時、こいつらは私らに撫でられる。

グリグリと。

そして、最終日になればなる程、
撫でられる回数が増えてゆく。

皆疲れているから、
ここで疲れを落としているのだろう。


        

   

羅川の机の上。ささ・・仕事を始めましょうか?
            

      
羅川 「Kさ〜ん。このページのね、1コマ目に[両抜きフラッシュ]お願いね」
※両抜きフラッシュ。線の出だしと終わりがちゃんと流れている線の事。

Kさん 「はい〜。幅はどれ位で?」

羅川 「んっとー、0.5〜0.6センチかな?」

Kさん 「了解ですぅ」

羅川「この中段のコートもお願い。カメラアングルは、こうでこうこう(原稿の左余白にちょちょっと球の流れとカメラの位置を書いて説明)。始めはアタリで見せてね」
※アタリ。下書きの前のラフ絵の事。ここでしっかりと下描きを描いてもらうと、間違った時に直させるのが可哀想になる為、アタリからチェックします。

Kさん 「はい。分かりましたぁ」
      


両抜きフラッシュやってます。

中心に画鋲を置いて、メンディングテープで貼り付けてます。
※メンディングテープ。仮止めのテープ。ノリが弱い為、原稿を痛めずに簡単に剥がす事が出来るのです。


中段のコマのコートに先生からのOKが出たのでペン入れをした。

そして集中線を入れる為、マスキング。
※カメラのフラッシュで光ってるよね?このテカテカしてる部分がマスキングを掛けた部分なのです。
これを貼るとマスキングされたトコを抜きながら線が入れられるのです。
これが面倒。線に沿って丁寧にカッターで切り取るのですよ。

 


え?マスキングって何って?マスキングって透明なシートです。

←コレです。コレ。
マスキングシートね。
    
画材屋さんで売ってあります。
幅も色々あるので用途に合わせて選んで下さい。

ささ。集中線も入った事だし、マスキングシートを剥がしましょうか。

って、手でベリベリ剥いじゃダメですよ?
これは裏にノリがついていて、分かり易く言えばシールですから、そのまま剥いじゃぁ絵を持ってかれます。

剥がす時はドライヤーで熱を与えてフニャフニャに浮かせるか
※マスキングシートはビニールなので、熱に弱いのです。
画材屋で売っているペーパーセメントソルベントという液体をマスキングの隙間に流し込んで剥ぐか・・という方法を取って下さい。

うちはペーパーセメントソルベントを使ってます。


もっと作業を見ますか?では次へ進みましょう。
     




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